(1) 基本目標

 健康長寿に関する本市の「強み」や「課題」、団塊の世代が75歳となる2025年を見据え、市民一人ひとりが健康について意識し、適切な食事や運動、社会参加に取り組みその健康を維持しながら人生を楽しむとともに、たとえ重度な要介護状態になっても、本人や家族の希望に応じて、住み慣れた場所、特に自宅で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けていくことを実現するための基本目標を次のとおり定めます。

市民が、できる限り、健康で人生を楽しむことができ、住み慣れた「自宅でずっと」、自分らしく暮らすことができるまちを実現する。

(2) 施策方針

基本目標を実現するための施策方針は次のとおり定めます。

「健康長寿世界一の都市」の実現
 市民の健康度を見える化し、健康意識を高めるとともに、家康公の健康長寿の秘訣と言われる“知”[社会参加]、“食”[食事]、“体”[運動]を軸とした取組を進めることにより、市民一人ひとりが自らの健康を意識し、自然に健康長寿を実現できるまちを目指します。【健康寿命75歳を目標(平成34年(2022))】

「『自宅でずっと』プロジェクト」による静岡型地域包括ケアシステムの構築
 本人や家族の希望に応じて、住み慣れた場所、特に自宅でずっと安心して暮らせるまちを実現するため、医療・介護の専門職や地域の市民の連携により、切れ目のない支援体制を身近な小圏域で構築するとともに、市民に積極的に情報発信することで、地域に根差した「静岡型地域包括ケアシステム」の構築を目指します。【自宅看取り率30%を目標(平成37年(2025))】

(3) 施策体系

5大構想(市の重要政策)

「施策方針」を実施するための健康長寿のまちづくりに向けた施策は、次の「富士山型」の3段階の分野で実施します。

  1. <裾野> 市民の自主的な健康長寿の取組の促進
     市民の健康度など健康に関する情報を「見える化」し、その健康意識を高めるとともに、“知”[社会参加]、“食”[食事]、“体”[運動]を軸とした取組を市民が主体的に進めることを促進します。
  2. <山腹> 市民の連携による地域での支え合い体制の整備
     地域に住みその実情をよく理解している市民が、お互いに協力し合い、生活支援や介護予防などに取り組む体制を整備します。
  3. <山頂> 医療・介護の専門職の連携による支援
    医療・介護の専門職が連携し、切れ目のない医療・介護サービスを提供することを支援します。

本ページに関するアンケート

このページは使いやすかったですか?