静岡市を、市民が、できる限り、
健康で人生を楽しむことができ、
住み慣れた「自宅でずっと」
自分らしく暮らせるまちにしたい
それが、静岡市健康長寿のまちづくり
静岡市の「強み」と「課題」
1.静岡市の「強み」
本市は、生活環境としても市民の意識としても、さらに健康になるポテンシャルが高い地域性が見られるとともに、多職種による在宅医療・介護連携に加え、支える側としても活躍できる高齢者等が多く、地域包括ケアシステムを構築しやすい環境にあるといえます。
(1) 豊かで充実した生活環境
本市は、気候は温暖で、山・川・海の豊かな自然環境の中にあります。 そして、この豊かな自然がもたらす多様な、かつ、お茶をはじめとする「静岡ブランド」と呼べる魅力的な食材に恵まれているとともに、政令指定都市・県都として経済、文化、行政機能などが集積するなど、健康で人生を楽しみながら自分らしく暮らしていくための環境がそろっています。
(2) 盛んな地域活動
本市は、地域活動が盛んであり「つながる力」(地域力)が高いことが挙げられます。それは、地域のボランティア等により運営されている「S型デイサービス」や、自主グループ等により運営されている静岡市版介護予防体操「しぞ~かでん伝体操」といった取組に表れており、これらの「静岡らしい」全国に誇れる取組は、「第5回健康寿命をのばそう!アワード(平成28年)」で厚生労働大臣賞を受賞しています。
(3) 元気な高齢者が多く生活
本市は、 健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間である「健康寿命」の長さが政令指令都市の中で第2位であり、元気な高齢者が多く、健康長寿を誇れる都市となっています。
※ 健康寿命:健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間
(4) 小圏域における多職種による在宅医療・介護連携
本市は、高齢者が医療や介護が必要となっても、住み慣れた自宅でずっと最期まで自分らしく暮らせるようにするため、平成28年度から市独自に、全国的に定める圏域よりも小さな圏域(小学校区程度)において医療・介護専門職の連携体制を構築する事業に着手し、現在その対象区域のさらなる拡大に取り組んでいます。