2. 静岡市の「課題」
本市では、他の多くの自治体と同様、人口減少とともに高齢者人口が増加して高齢化が進んでおり、特に高齢化率は28.6%と政令指定都市の中で第2位であり、医療・介護に係る需要や費用の増大など超高齢社会への対応が喫緊の課題となっています。

平成32年度以降は厚生労働省老健局介護保険計画課推計
このような状況の中で、健康長寿のまちづくりを行うにあたり、現在、様々なデータ等から次の点が課題となっています。
(1) 健康に過ごすための予防・健康づくりへの取組
メタボリックシンドローム等の生活習慣病の有病者数が増加しており、健康寿命延伸への悪影響が懸念されています。12~19歳の若者の栄養のバランスへの関心は、それ以上の世代と比較して同程度であるにもかかわらず、普段、気をつけていない者が多くなっているなど、生活習慣改善の取組が重要になります。
また、高齢者になると筋力低下による転倒、骨折等が増えるため、それらを防ぐための介護予防の取組が重要になります。
このように、健康に過ごすため、生涯にわたる予防・健康づくりに取り組む必要があります。

の割合(複数回答)

いる者」の割合

出典:健康に関する意識・生活アンケート調査報告書〔平成28年度・静岡市〕
アンケート項目: | 「健康に関して関心のあることは何か」(複数回答)について、「栄養のバランス」と回答した者の割合 「普段、栄養のバランスに気を付けていますか」について「気を付けている」「少し気を付けている」と回答した者の割合 |
(2) 人生を楽しむことができる取組
高齢者が今後やってみたいこととして、趣味の活動や健康づくり、運動、就労などが挙げられています。また、地域づくりへの参加希望者もあり、このような市民の社会参加等のニーズに十分対応していく必要があります。

出典:平成28年度高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画見直し策定のための実態調査報告書
[平成29年3月、静岡市]

出典:平成28年度高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画見直し策定のための実態調査報告書
[平成29年3月、静岡市]
(3) 「自宅でずっと」安心して暮らせる取組

高齢者のみの世帯やひとり暮らし高齢者、認知症高齢者の増加が見込まれています。また、本市では、介護を受けるようになっても自宅で過ごしたいと考えている高齢者が約6割いるものの、実際に自宅で亡くなるのは14.2%(平成27年)と、ニーズと実態に差が見られます。このような方たちが、本人や家族の希望に応じて、住み慣れた場所、特に自宅で安心して暮らせるためには、在宅医療・介護の体制や地域での支え合い体制の連携等を強化していく必要があります。


なお、平成27年度分の推計に対応する実績は、単独世帯数43,650、高齢者のみ世帯数34,444、割合25.4%

出典:静岡市調べ

出典:厚生労働省「人生の最終段階における医療の普及・啓発の在り方に関する検討会
(平成29年8月3日)」資料